今年最後の配信となりました。暗いニュースの多い年末となりましたが、お正月は縁起ものの『おせち料理』を食して、五穀豊穣・家内安全を祈りましょう。料理の一品一品は縁起を担いだものばかり。おせち料理の重詰めは組み重といい、一般的には四つ重ねのものが使われます。
【壱の重(祝い肴)】・黒豆→まめに暮らせるように・ごまめ→豊年豊作、家内安全を願って・数の子→子孫繁栄を願って 【二の重(口取り)】・きんとん→金運を呼ぶ・伊達巻→進歩や文化と教養を表したもの・紅白蒲鉾→紅白のおめでたい彩から 【三の重(海川の幸)】・昆布巻き→「よろこぶ」の語呂合わせ・ぶり→出世魚のため立身出世の願いを込めて・たい→「めでたい」の語呂合わせ・えび→腰が曲がるまで長生きできるように、との願いを込めて 【与の重(煮物)】・煮しめ→れんこん、にんじん、ご(ん)ぼうなど「うん(運)」のつく野菜や福を取り込むようにと、鶏が使われる・黒いも、八頭→小芋がたくさんつくので子孫繁栄を願って・くわい→大きな芽が出ることから「めでたい」につながるため、出世する願いを込めて (千葉日報 12/28版 現代食事考より引用)
どうぞ、よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
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