「忙しい、忙しい」と言っているうちに師走を迎えた。不思議なことに、忙しいからこそ時間の活用もうまくなる。1日は24時間ある。かなりのことはできる。仕事の合間によくレンタルビデオを観る。もっぱらヤクザ映画が中心だが、それも飽きたので、11月は『大奥』と『新撰組』の鑑賞に没頭した。
『大奥』は春日局が主人公。徳川幕府を絶やさないために生きた女性の生涯が綴られている。一方、『新撰組』は近藤勇・土方歳三などが主人公。こちらも終焉の徳川を守ろうとする男たちのドラマである。開国か攘夷か。幕府打倒、新政府樹立。坂本龍馬・西郷隆盛・桂小五郎などの志士たちが維新を賭けて熱き戦いを繰り広げる。遠い昔のようで、実はそんな昔ではない。だから不思議だ。
3,232あった自治体は平成の合併で半分近くになった。来年の7月1日時点で1,788自治体数となる。私には「廃藩置県」「明治維新」の再来のような気がしてならない。日々、自治体の研修で全国を廻らせていただいている。私には時代のうねりの凄さを肌で感じることができるが、合併を経験しない自治体の職員はそうでもないようだ。自治体数はやがて1,000になるそうだ。対岸の火事ではない。気を引き締めて新年を迎えたいものである。
今年も宝石箱に12話を納めることができました。生かさせていただいている喜びを感じます。来年もよろしくお願いいたします。よい年末年始をお過ごしください。
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