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約1億6900万円のメモ 2018年2月

 昨年3月。ドイツ・ハンブルクの自宅で引っ越し作業をしていたときのことである。日本人の父とドイツ人の母の間に生まれた男性(35)は、居間の食器棚の引き出しの中から、黄色く変色した封筒を見つけた。中の古い紙片にはドイツ語で≪静かで質素な生活は、絶え間ない不安にかられながら成功を追い求めるより、多くの喜びをもたらす≫、と書かれていた。男性はすぐに祖母が大事にしていたアインシュタインのメモだと気が付いた。メモを書いたのは、物理学者、アイン・シュタインが1922年、滞在していた東京の帝国ホテルで、心境を便箋に綴り、チップ代わりに日本人ベルボーイに渡したものだった。ベルボーイの妹こそ、彼のおばあちゃんである。約10年前に祖母が暮らす横浜の家に行ったとき、金庫の中に大切にしまわれていたのを思い出した。祖母の死後は、ドイツに移住した父に受け継がれ、その父も6年前に他界した。
 自分が持っていて劣化してしまうよりは・・・・。そう考えいくつかの競売会社に尋ねてみたが興味を示さなかった。ところが、10月、エルサレムの会社が開く競売に出品したところ、何と手数料込み156万ドル(約1億6900万円)で落札されたのだ。メモは先月、落札者が住むフランスに送られた。投資会社に勤める男性は、人生は何も変わらない。そう自分に言い聞かせている、と言う。(1月28日朝日新聞社会面より抜粋編集)
 
 
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