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手放した指輪 2018年11月

 Sさんは、いま61歳。40年以上大切にしていた金の指輪を手放した。その指輪は、彼女が20歳の時、交際していた彼から成人のお祝いとしてプレゼントされたものだった。大好きな彼だったが、恋に対してあまりにも幼く、自分から壊してしまった辛い恋だった、と言う。そのせいか、処分する気にはなれず、いつか再会して謝りたいという、願掛けのお守りのようになっていた。しかし、再会もなく、いくつかの恋もあり結婚したが、秘めた思いは誰にも悟られることなく、消えることもなかった。
 持ち込んだ宝石店では、若い店員さんが「40年もですか?すごいです」と、二人のイニシャルが刻んである指輪をみながら言った。いきさつを話したことを後悔したが、「いい思い出、やっと完結した私の初恋物語」と、Sさんは自分に言い聞かせた。(朝日新聞10月31日朝刊、投稿欄「ひととき」より抜粋引用)
 
 
 
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