言葉がとても軽くなっていることを危惧している。「政治家は言葉が命」。その言葉の重みすら分かっていない政治家がいかに多いことか。政治家だけではない。官僚も評論家も先生も・・・日本人全体がそんな風潮だ。
福島第1原発事故以来、素人でも「おかしい?」と思うことに平気で嘘をついてきた東京電力、官僚、政治家、そして大学教授(評論屋)の皆さんは『公言責任』をどのように考えているのだろうか。米スリーマイル島原発事故でも炉心溶融が起こったが燃料は圧力容器内にとどまった。福島第1原発はそれどころではない。公式の発言が、ことごとく違っていた場合、『公言責任』が私にはあると思う。「今度も想定外でした」とシラを切るつもりなのだろうか。
私は有名ではないが、研修講師である。講師の発言もまた公言である。「話したことには責任を持つ」「言ったことには責任をとる」。そのような覚悟でいつも教壇に立っている。私は研修屋ではない。研修家だ。そのプライドと責任感を失くしたら、それは詐欺だ。公言の重みは自治体職員の皆さんも同じである。
おかげ様で、今年も12話を「宝石箱」に納めることができました。来年もどうぞご覧ください。よい年末・年始でありますようにお祈りをいたします。
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